トップメッセ―ジ

皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

本年、三井住友トラストグループは、創業100年を迎えました。
信託会社を起源とする当社は、資産運用・資産管理、不動産、銀行へと領域を広げていく中、いつの時代も、投資家と事業者それぞれが抱える課題を結び付ける新たな金融仲介に果敢に挑み、我が国の発展に貢献してまいりました。
この「挑戦と開拓」の歴史において、昭和の時代は、貸付信託で集めた資金を基幹産業に供給し、日本の高度成長を支える産業金融の役割を果たしました。平成の時代には、流動化信託で企業の財務健全化と投資家の運用多様化を実現し、厳しい環境においても「信託の力」を発揮してまいりました。

今、日本は大きな転換点を迎えています。長らく続いたデフレからの完全脱却が視野に入り、力強く前進していくスタート台に漸く立ったと実感しています。
政府による「資産運用立国」構想の公表や、新NISAの開始もあり、人生100年時代の資産形成への関心が一層高まっています。産業界では、サステナブルな社会への変革に向けた、長期の安定的な資金が必要とされています。個人を含む投資家のお客さまと産業界を結び、グリーンで豊かな未来を実現する「令和時代の産業金融」で、資金・資産・資本の好循環を加速いたします。

受け継いできた「信じて託される」ことの誇りを胸に、次の100年を見据えた革新と進化を遂げ、お客さまや社会の期待に応えてまいります。

2024年8月

取締役社長 大山 一也
ページ最上部へ戻る